たかべーの書庫

ラノベの読書記録。

2014年4月の読書まとめ

4月は33冊でした。

印象に残った本

高瀬ききゆ「神武不殺の剣戟士 アクノススメ」(ファミ通文庫


廃刀令がなくなったまま近代化した帝都の剣術学校で、実在した剣術を操る生徒たちが斬り合い切磋琢磨。登場人物のキャラがいいのもありますが、異能とかよくわからないものを使わずに刀一本で神域に至るような話は憧れちゃいます。

稲葉義明「ルガルギガム 上 黄昏の女神と廃墟の都」(ファミ通文庫
稲葉義明「ルガルギガム 下 運命の〈王〉と帰還の門」(ファミ通文庫


並べた表紙が2014年ベストを狙えそうなくらいお気に入りなので画像をでっかくしてみました。
現代の高校生が異世界風の古代メソポタミアに飛ばされて廃都バビロンで遺跡荒し。主人公もそれなりに強化されてますが、ベースは現代人なので戦闘は基本は命懸けで熱いです。現代に帰りたい主人公と、それを素直に応援できないヒロインの関係性がもどかしくも応援してしまいます。 そして何より世界観がすごく、主人公達以外のキャラクターにも背景が作りこまれてて、本編ではその一部しか暗示されず、壮大な世界の一部を切り取った感じがして想像の幅が広がり、スピンオフとか読みたくなってしまいました。

支援BIS「辺境の老騎士 1」(エンターブレイン


引退した老騎士の諸国遍歴の旅、の皮をかぶった辺境料理紀行。2014年グルメライトノベル大賞があったらこれだろうというくらい、架空の料理がの描写が半端ないです。

田口仙年堂「ご覧の勇者の提供でお送りします」(富士見ファンタジア文庫


端的に表すなら、ヒーローがファンタジー世界の勇者になったタイバニ。魔物討伐がエンターテインメントになった世界で自分が何になりたいのか悩みながら成長してく主人公がよかったです。

佐藤ケイ「魔女は月出づるところに眠る 上巻 ―ローブを纏って生まれた少女―」(電撃文庫
佐藤ケイ「魔女は月出づるところに眠る 中巻 ―月を引き下ろす者たち―」(電撃文庫
佐藤ケイ「魔女は月出づるところに眠る 下巻 ―東からの夜明け―」(電撃文庫


悪魔に生け贄を捧げて魔法を使う魔女たちのお話。登場人物の多くは大切な誰かのために行動し散っていきます。序盤から結構なペースで主要登場人物が死んでいく展開で、どうなることかと思いましたが、最終的には綺麗な終わり方でした。

らきるち「絶深海のソラリス」(MF文庫J


主人公が教師で前半のクロエやナツカとの学園シーンがただでさえ面白いのに、パニックホラーに切り替わった後の絶望感との落差。心臓をみしみしと掴まれるような感覚を味わうことができました。クロエの214ページのシーンの描写は何度読み返しても胸にくるものがあります。

十文字青灰と幻想のグリムガル level.3 思い通りに行かないのが世の中だと割り切るしかなくても」(オーバーラップ文庫


成長はほんのちょっとずつなので基本戦闘は命懸け。その緊張感が手に汗握る面白さを与えてくれます。で、2巻の展開で油断していたら、この仕打ち。次も期待が持てそうです。

扇智史「最終戦争は二学期をもって終了しました ―壱ノ刀・カグヤ―」(一迅社文庫


久方ぶりに出た扇智史作品。プロローグでラスボスである悪の結社は滅びましたが、人々の間に異能は残りました。残された異能持ちの何か事件が起こるかもしれないし、起こらないかもしれない。そんな不安定感の味わいが素晴らしかったです。

アロハ座長「Only Sense Online ―オンリーセンス・オンライン―」(富士見ファンタジア文庫


流行りのVRMMOの中でも生産職の隙間産業にフォーカスしたお話。試行錯誤しながら生産の仕様を突き詰めていく過程が楽しそうでした。

三枝零一ウィザーズ・ブレイン VIII 落日の都 <上>」(電撃文庫
三枝零一ウィザーズ・ブレイン VIII 落日の都 <中>」(電撃文庫
三枝零一ウィザーズ・ブレイン VIII 落日の都 <下>」(電撃文庫


新刊が出ないのに焦らされまくった気持ちに応えてくれた面白さ。半ば予想はしてましたが、誰もが誰かのために行動して、最初はボタンの掛け違いだったのが坂道を転げ落ちるように状況が悪化してあの結末。今後の展開が気になるので早く続きだしてくださいお願いします!


読書メーター

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:33冊
読んだページ数:9424ページ
ナイス数:116ナイス

神武不殺の剣戟士 アクノススメ (ファミ通文庫)神武不殺の剣戟士 アクノススメ (ファミ通文庫)感想
面白かった。廃刀令がなくなったまま近代化した帝都の剣術学校では、実在した剣術を操る生徒たちが斬り合い切磋琢磨します。異能とかよくわからないものを使わずに刀一本で神域に至るような話は憧れちゃいます。男の子だもの。
読了日:4月1日 著者:高瀬ききゆ
銀光騎士団 ―フロストナイツ― (電撃文庫)銀光騎士団 ―フロストナイツ― (電撃文庫)感想
アイザックから感じるファンファン臭。期待できるとすれば女神様かな。ところでタザリアを打ち切るとかまさかないですよね?
読了日:4月2日 著者:スズキヒサシ
さくらコンタクト route A 小河桃子 (このライトノベルがすごい!文庫)さくらコンタクト route A 小河桃子 (このライトノベルがすごい!文庫)感想
読みやすかった。まさにギャルゲーといった感じ。
読了日:4月3日 著者:七月隆文
苛憐魔姫たちの狂詩曲~棘姫ととげ抜き小僧~ (NMG文庫)苛憐魔姫たちの狂詩曲~棘姫ととげ抜き小僧~ (NMG文庫)感想
授乳プレイのあるラノベは久々に読んだ気がする。
読了日:4月4日 著者:西紀貫之
ルガルギガム 上 黄昏の女神と廃墟の都 (ファミ通文庫)ルガルギガム 上 黄昏の女神と廃墟の都 (ファミ通文庫)感想
すごいのきちゃった。現代の高校生が異世界風の古代メソポタミアに飛ばされて廃都バビロンで遺跡荒し。感想は下巻でまとめて。
読了日:4月5日 著者:稲葉義明
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 2 (MFブックス)無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 2 (MFブックス)感想
凶暴な少女の家庭教師をしてデレさせる簡単でないお仕事。1巻よりも主人公のゲスさがマイルドになってた気がするのは私が慣れたのかどうなのか。このまま大学編に進むのかと思ったらまさかの展開で飽きさせないです。
読了日:4月6日 著者:理不尽な孫の手
ルガルギガム 下 運命の<王>と帰還の門 (ファミ通文庫)ルガルギガム 下 運命の<王>と帰還の門 (ファミ通文庫)感想
主人公もそれなりに強化されてるけど、ベースは現代人なので戦闘は基本は命懸けで熱い。現代に帰りたい主人公と、それを素直に応援できないヒロインの関係性がもどかしくも応援してしまう。 そして何より世界観。主人公以外のキャラクターにも背景は作りこんでるけど、本編ではその一部しか暗示されず、連綿と続く世界の一部を切り取った感じがして想像の幅が広がります。スピンオフとか読みたいなー。 あと買う前から思ってたけど、というかこれ見て気に入って買ったんだけど、表紙は2014年ベストを狙えそうなくらいお気に入り。
読了日:4月6日 著者:稲葉義明
辺境の老騎士 1辺境の老騎士 1感想
引退した老騎士の諸国遍歴の旅、の皮をかぶった辺境料理紀行。本編はちゃんと別にあるんですが、毎章出てくる食べ物の描写が半端無くて実にお腹が空きます。
読了日:4月7日 著者:支援BIS
無双嘘術の天才詐欺師<ハイスクール・チープトリック> (HJ文庫)無双嘘術の天才詐欺師<ハイスクール・チープトリック> (HJ文庫)
読了日:4月8日 著者:志茂文彦
アクアノート・クロニクル (ファミ通文庫)アクアノート・クロニクル (ファミ通文庫)感想
全てが海に没し人類は点在するシェルターで暮らす世界の海中冒険活劇。めまぐるしく変わる主人公の立ち位置が見もの。イラストではアビーがヒロインみたいに描かれてるけど、どう見ても主人公を殺しに来る復讐者ケセンさんのほうがメインヒロインよね。
読了日:4月9日 著者:中村学
俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!? 11 (HJ文庫)俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!? 11 (HJ文庫)感想
平常運転。つまり普通にヒロインが増えた。
読了日:4月10日 著者:なめこ印
オタク荘の腐ってやがるお嬢様たち (富士見ファンタジア文庫)オタク荘の腐ってやがるお嬢様たち (富士見ファンタジア文庫)感想
嘘を重ねてドツボに嵌っていく主人公なので、これからどうなるのか見ものよね。忘れずに小説読んだげてよー。
読了日:4月11日 著者:長岡マキ子
ご覧の勇者の提供でお送りします (富士見ファンタジア文庫)ご覧の勇者の提供でお送りします (富士見ファンタジア文庫)感想
面白かった。ヒーローをファンタジー世界の勇者にしたタイバニ、みたいな。グータラヒロインに手を焼く熱血主人公が、自分が何になりたいのか自覚して成長してくのがよかった。
読了日:4月12日 著者:田口仙年堂
魔女は月出づるところに眠る 上巻 ―ローブを纏って生まれた少女― (電撃文庫)魔女は月出づるところに眠る 上巻 ―ローブを纏って生まれた少女― (電撃文庫)感想
生まれ変わったらとか三つ子とか三日月の傷とか、三人とも死にそうな気配がして不穏なんですけど・・・!
読了日:4月12日 著者:佐藤ケイ
【Amazon.co.jp限定】 この世界がゲームだと俺だけが知っている 4 イラストカード付【Amazon.co.jp限定】 この世界がゲームだと俺だけが知っている 4 イラストカード付感想
ここからが本当の始まりだ!
読了日:4月12日 著者:ウスバー
魔女は月出づるところに眠る 中巻 ―月を引き下ろす者たち― (電撃文庫)魔女は月出づるところに眠る 中巻 ―月を引き下ろす者たち― (電撃文庫)感想
主人公サイドだけ死亡ペースが速過ぎる・・・!
読了日:4月13日 著者:佐藤ケイ
蒼銀のユーリア 1 Gunpowder Valentine (オーバーラップ文庫)蒼銀のユーリア 1 Gunpowder Valentine (オーバーラップ文庫)感想
とにかく勢い重視。そんな印象でした。
読了日:4月15日 著者:飯山満
ウサギツキ双魔鏡 (MF文庫J)ウサギツキ双魔鏡 (MF文庫J)感想
うーさーってあのうーさーだったのかよ!
読了日:4月17日 著者:樋口司,杉井光,宇佐義大
さくらコンタクト route B 真智ありす (このライトノベルがすごい!文庫)さくらコンタクト route B 真智ありす (このライトノベルがすごい!文庫)感想
ちゃんと占いが当たっていたので評価します。
読了日:4月18日 著者:日日日(あきら)
絶深海のソラリス (MF文庫J)絶深海のソラリス (MF文庫J)感想
すごかった。前半の学園シーンがただでさえ面白いのに、パニックホラーに切り替わった後の絶望感との落差。心臓をみしみしと掴まれるような感覚を味わうことができました。クロエの死亡シーンの描写は何度読み返しても胸にくるものがあります。
読了日:4月19日 著者:らきるち
大正空想魔術夜話 墜落乙女ジヱノサヰド (電撃文庫)大正空想魔術夜話 墜落乙女ジヱノサヰド (電撃文庫)感想
大正の雰囲気は良かった。
読了日:4月19日 著者:岬鷺宮
灰と幻想のグリムガル level.3 思い通りに行かないのが世の中だと割り切るしかなくても (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.3 思い通りに行かないのが世の中だと割り切るしかなくても (オーバーラップ文庫)感想
2巻で油断していたらこれだよ! 成長はほんのちょっとずつなので基本戦闘は命懸け。その緊張感が手に汗握る面白さを与えてくれます。チョコちゃんは流石にフラグを立てすぎてた・・・。
読了日:4月20日 著者:十文字青
最弱無敗の神装機竜《バハムート》 (GA文庫)最弱無敗の神装機竜《バハムート》 (GA文庫)感想
デビュー作とは随分作風変わったねぇ。むしろ第一皇子が主人公の話を読みたい。
読了日:4月21日 著者:明月千里
最終戦争は二学期をもって終了しました -壱ノ刀・カグヤ- (一迅社文庫)最終戦争は二学期をもって終了しました -壱ノ刀・カグヤ- (一迅社文庫)感想
強大な悪の結社は滅んだけど、異能は残った。残された異能持ちの何か事件が起こるかもしれないし、起こんないかもしれない。そんな不安定感が素晴らしく心地よい。
読了日:4月24日 著者:扇智史
【Amazon.co.jp限定】アルケミストの終焉創造術《ニルヴァーナ》  書き下ろしSS付き (GA文庫)【Amazon.co.jp限定】アルケミストの終焉創造術《ニルヴァーナ》 書き下ろしSS付き (GA文庫)感想
話の構成とかはオーソドックスなんだけど、首筋に注射器刺しながら戦う主人公の絵面がヤバいw
読了日:4月25日 著者:森田季節
Only Sense Online―オンリーセンス・オンライン― (富士見ファンタジア文庫)Only Sense Online―オンリーセンス・オンライン― (富士見ファンタジア文庫)感想
流行りのVRMMOの中でも生産職の隙間産業にフォーカスしたお話。試行錯誤しながら生産の仕様を突き詰めていく過程が楽しそうでした。
読了日:4月26日 著者:アロハ座長
魔女は月出づるところに眠る 下巻 ―東からの夜明け― (電撃文庫)魔女は月出づるところに眠る 下巻 ―東からの夜明け― (電撃文庫)感想
個人的には意外な人物が生き残った点もありましたが、最終的にはこうなりそうだなと思っていた展開で、綺麗な終わり方でした。
読了日:4月26日 著者:佐藤ケイ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 小冊子付き限定版 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア 小冊子付き限定版 (GA文庫)感想
本編の前日譚〜1巻の裏側。本編では心持ち控えめだった、もうアイズさんだけ居ればいいんじゃないかな的な強さが発揮されてました。
読了日:4月26日 著者:大森藤ノ
ウィザーズ・ブレイン〈8〉落日の都〈上〉 (電撃文庫)ウィザーズ・ブレイン〈8〉落日の都〈上〉 (電撃文庫)感想
下巻が出たので一気読み。このワクワク感こそウィザーズ・ブレイン
読了日:4月27日 著者:三枝零一
ウィザーズ・ブレイン〈8〉落日の都〈中〉 (電撃文庫)ウィザーズ・ブレイン〈8〉落日の都〈中〉 (電撃文庫)感想
脇役組の活躍。ここまで奇跡的に誰も死んでいない。つまり、
読了日:4月27日 著者:三枝零一
現役プロ美少女ライトノベル作家が教える! ライトノベルを読むのは楽しいけど、書いてみるともっと楽しいかもよ! ? (角川スニーカー文庫)現役プロ美少女ライトノベル作家が教える! ライトノベルを読むのは楽しいけど、書いてみるともっと楽しいかもよ! ? (角川スニーカー文庫)感想
ああ、うん。林トモアキだった。
読了日:4月28日 著者:林トモアキ
ウィザーズ・ブレイン (8) 落日の都 (下) (電撃文庫)ウィザーズ・ブレイン (8) 落日の都 (下) (電撃文庫)感想
うおおおおおおおおおおお・・・! 途中から半ば予想してたけど、でもこの展開は唸らざるをえない。誰もが誰かのために行動して、ボタンの掛け違いだったのが坂道を転げ落ちるようにして最悪の結末。三枝せんせーはドSよなー。
読了日:4月29日 著者:三枝零一
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件5 (ファミ通文庫)ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件5 (ファミ通文庫)感想
いつもの如く聖羅が可愛い。他の兄妹も一歩成長してより可愛くなった。あと色っぽいほうのカティアがほんとうに色っぽかった。
読了日:4月30日 著者:野村美月

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