2013年6月の読書まとめ
6月は36冊でした。
印象に残った本
伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない 12」（電撃文庫）
読書中に放心したのは久々です。私にとってこの物語はお気に入りのヒロインが振られるまでの物語でした。この物語のクライマックスは本のちょうど真ん中の彼女の慟哭であり、このシーンこそ最も評価するべき点であり、この物語を読めて本当に良かったと思っています。
だから私にとってそれ以後のお話は、彼女が布団の中に丸まって泣きじゃくりながら思い描いた、ただの妄想に過ぎないのだと思っています。
江波光則「スピットファイア 魔術師スカンクシリーズ 2」（星海社FICTIONS）
基本暴力に塗れているのはこれまでと同様ですが、会話が絶妙に軽妙で江波作品の中で一番笑ってしまいました。こんな作風にもできるなんて驚きです。あとは利香子ちゃんの出番さえもっとあれば……！
十文字青「最果ての東 1st end 鼓動も止まる弾丸のスピードで」（講談社ラノベ文庫）
十文字青さんとTHORES柴本さんがタッグを組んだ吸血鬼モノ。主人公の所属する隊の面々が個性が強いキャラばかりで見ていて飽きないです。特にいろいろ属性詰め込んでていろいろ大丈夫なのかと思わされる鳴海さんが面白いです。
なめこ印「俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!? 8」（HJ文庫）
特に面白かったのが7巻。ヒロインを2チームに分けて新ヒロイン4人の物語を解決する試みで、謎が謎を呼ぶ展開でどう話をまとめるのか読めない！といったところで"8巻に続く"でした。8巻では毎度烈火さんが鮮やかに解決してましたが、それができたのも7巻があってからこそだと思ってます。
櫛木理宇「ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート」 (角川ホラー文庫)
櫛木理宇「ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下」 (角川ホラー文庫)
初角川ホラー文庫。大学のオカルト研究会を舞台にどヘタレの主人公が何とかヒロインとの距離を縮めようと空回りする恋愛物。もどかしいけど微笑ましいんです、この距離感。
渡瀬草一郎「ストレンジ・ムーン 宝石箱に映る月」（電撃文庫）
パラサイトムーンの10年ぶりの新刊。前作の内容は随分と忘れてしまいましたが、それでも問題なく読める面白さでした。もちろん中には覚えてるキャラクターもいて、あの子がこうなったのかーと感慨にふけったりできました。
十文字青「灰と幻想のグリムガル level.1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ」（オーバーラップ文庫）
ウィザードリィ風ファンタジー。主人公補正など無きに等しい初期ステータスで雑魚敵にも苦戦する序盤編。その分、成長が感じられると嬉しいですね。どう物語が転がっていくのか期待です。
村上凛「おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ！ 7」（富士見ファンタジア文庫）
やはりムラサキさんのオトナの魅力は捨てがたいなと読んでいたら、ラストでついに物語を前に進ませる一歩を踏み出したカッシーを見れてゴロゴロ転がってしまいました。
読書メーター
2013年6月の読書メーター
読んだ本の数：36冊
読んだページ数：10950ページ
ナイス数：91ナイス聖女の結婚 - 策士策に溺れる (C・NOVELSファンタジア)の感想
何故かアビゲイルちゃんが気に入った。
読了日：6月2日 著者：夏目 翠高円寺碧のリバーシブルライフ (KCG文庫)の感想
何故か読む前は内心と外面が全く逆になってしまうヒロインの話だと勘違いしてた。
読了日：6月3日 著者：橘ぱんスカイ・ワールド4 (富士見ファンタジア文庫)の感想
やっぱりクエスト攻略の描写が楽しそうでいいですね。あとリュカの将来が楽しみで楽しみで。
読了日：6月3日 著者：瀬尾 つかさコロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)の感想
いい時間SFだった。腐女子成分がいい味出してる。
読了日：6月4日 著者：小川 一水ネクストライフ 1 (ヒーロー文庫)の感想
主人公やられてんじゃんｗ
読了日：6月5日 著者：相野 仁リーディング・ブラッド 最強の血統 (ファミ通文庫)
読了日：6月7日 著者：田尾典丈すずみんは肉食系火竜 (ファミ通文庫)の感想
特に重要なシーンではなかったのに、「ずっとこうちゃんの方だけ見てるようにするから、わたしのファイアブレス全部受け止めてよ！」はなかなかにクリティカルでした。
読了日：6月7日 著者：西野吾郎俺の妹がこんなに可愛いわけがない (12) (電撃文庫)の感想
まさにタイトルの通りに納まった感じだった。この物語が読めて本当に良かったと思う。ただ、私の俺妹は黒猫の慟哭とともに終わってしまっただけだ。
読了日：6月8日 著者：伏見つかさスピットファイア 魔術師スカンクシリーズ 2 (星海社FICTIONS)の感想
1巻とはサブキャラクターが同じでメインキャラクターを変えた話。基本暴力に塗れているんだけど、会話が軽妙でこれまでの江波作品で一番笑ってしまった。素晴らしい。利香子ちゃんの登場場面が少なかったことだけが解せぬ・・・。
読了日：6月9日 著者：江波 光則最果ての東 1st end 鼓動も止まる弾丸のスピードで (講談社ラノベ文庫)の感想
人類VS吸血鬼。ハードな展開というか死ぬと思ってなかった人間が死んでちょっと驚いた。主人公の所属するカトラムの面々は個性が強くて誰も彼も見ていて飽きない。特に鳴海さんがいろいろ属性詰め込んでて面白い。
読了日：6月9日 著者：十文字 青黒鋼の魔紋修復士6 (ファミ通文庫)の感想
ヴァレリア嬢が、真夜中に壁に聞き耳を立ててパートナーの抜け駆けを察知したりなど妙な方向に成長してくれていてなによりです。
読了日：6月10日 著者：嬉野秋彦薔薇のマリア 18.光の中できみが笑う今は遠くて (角川スニーカー文庫)の感想
エリオットさんとか完全に忘れかけてたよ！ ピンプとハニーはいつの間にかいちゃついていて良いと思います！
読了日：6月11日 著者：十文字 青スクールライブ・オンライン (このライトノベルがすごい! 文庫)の感想
あらすじに既視感を感じたので、それほど期待しないで読んだら思ったより面白かった流石このラノ。恥ずかしいセリフ禁止！
読了日：6月12日 著者：木野 裕喜失恋探偵ももせ (電撃文庫)の感想
これが電撃最速の後書きか！ 失恋に関わるライトミステリ。失恋する話も好きだけど、いい話で終わる話もあったのでほっこりした。
読了日：6月13日 著者：岬鷺宮ジェスターゲーム 欲すれば望み、奪え (集英社スーパーダッシュ文庫)
読了日：6月14日 著者：赤井 紅介ミス・ファーブルの蟲ノ荒園(アルマス・ギヴル) (電撃文庫)の感想
架空の19世紀フランスで薩摩藩出身の主人くと虫好き魔女。青臭い理想のために突き進む子は好きですよ。
読了日：6月15日 著者：物草純平俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!? 6 (HJ文庫)の感想
短篇集。ハリッサ推しの話はグッドです。
読了日：6月15日 著者：なめこ印マージナル・オペレーション 04の感想
ジブリールちゃんの思春期は長く、アラタの鈍感は深刻。いや、アラタは地の文で嘘ついてる可能性あるけど。後一巻でまとめられるのか楽しみに待ってます。
読了日：6月16日 著者：芝村 裕吏俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!? 7 (HJ文庫)の感想
キャラ紹介に19人、ヒロイン多くなったねぇ。ヒロインを2チームに分けて新ヒロイン4人の物語を解決する試みで、謎が謎を呼ぶ展開でこれまでで一番面白かったかも。伏線から予想してみるとタイムリープとかするのかしら。続き早く読まないと。
読了日：6月16日 著者：なめこ印ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)の感想
トゥエニエイトちゃんとトゥエニナインちゃんは再登場するんですかね。
読了日：6月16日 著者：川原礫俺のリアルとネトゲがラブコメに侵蝕され始めてヤバイ7 (HJ文庫)の感想
ゲーム世界編がもっと続くのかと思ってたら一巻で終わってしまった。
読了日：6月17日 著者：藤谷あるホーンテッド・キャンパス (角川ホラー文庫)の感想
恋愛テイストのライトホラーかと思ったら、ライトホラーテイストの恋愛物だった。ヘタレの森司君を見ていると微笑ましいわぁ。
読了日：6月17日 著者：櫛木 理宇おんせん部! (このライトノベルがすごい! 文庫)の感想
バカラノベ。ｸﾞﾝﾏｰにはかような桃源郷が広がっているのか。
読了日：6月18日 著者：河里 一伸俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録! ?8 (HJ文庫)の感想
さすが烈火さん、バッドエンドで終わりかけた展開をこれまで培ってきた経験と機転で立て直す姿に痺れるわ。そしてこのままハリッサルート来てくれ！ 頼む！
読了日：6月18日 著者：なめこ印風とリュートの調べにのせて(桜ノ杜ぶんこ)の感想
暁の女神ってことは六畳間と繋がってるんだろうか。
読了日：6月20日 著者：健速聖剣の姫と神盟騎士団 II (角川スニーカー文庫)の感想
このシリーズ何故か私の脳内に腐った妄想を生成するんだけど、狙ってるんだろうか。
読了日：6月20日 著者：杉原 智則ストレンジムーン 宝石箱に映る月 (電撃文庫)の感想
パラサイトムーンの10年ぶりの新刊。危惧していたとおり結構忘れてたけど、忘れてても読める内容だった。中には覚えてるキャラクターもいて、あの子がこうなったのかーと感慨にふけったり。
読了日：6月21日 著者：渡瀬草一郎ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート (角川ホラー文庫)の感想
おもしろいけど森司くんがヘタレなおかげで小指の先ほどしか関係が進まない。でもこの距離感もいいよね。だけど、もちっと積極的になってもいいのよ？
読了日：6月23日 著者：櫛木 理宇くじらの潮をたたえる日の感想
前半：六十間近の冴えないおっさんの姿が自分の未来を見せられているようで生きるのがつらい。 後半：恵ちゃんマジ天使。
読了日：6月23日 著者：高村 透キルぐみ (ガガガ文庫)の感想
舞台説明とキャラクター紹介の巻。
読了日：6月26日 著者：竹内 佑灰と幻想のグリムガル level.1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ (オーバーラップ文庫)の感想
ウィザードリィ風ファンタジー。レベル1からのスタートで雑魚敵にも苦戦してるので、成長が感じられるとおおおっとなる。ランタは安定のウザキャラ枠から抜け出すことができるのだろうか。
読了日：6月26日 著者：十文字 青恋に変する魔改上書 (ガガガ文庫)の感想
ハーレムラブコメの外側の幼馴染視点というのは挑戦的な試み。ラブ子のウザさを何かに昇華できれば化けたかも。
読了日：6月28日 著者：木村 百草ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下 (角川ホラー文庫)の感想
恋敵までヘタレな上に、その敵に塩を送るとか・・・これはこれでありだな。こよみちゃんは相変わらず何考えてんのか読めなさそうなところがいい。
読了日：6月28日 著者：櫛木 理宇謀王 (メディアワークス文庫 あ 7-3)の感想
イラスト変わってたけど、主人公の顔が綺麗すぎる気がする・・・っ。基本騙し合いには好感触。リズっちの方向性も見えたのでがんばってほしい。
読了日：6月29日 著者：秋目 人おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! 7 (富士見ファンタジア文庫)の感想
山本さんの過去が悲惨すぎて心が痛い。ムラサキさんの攻撃力が高すぎて攻略されてしまいたい。なんて思っていたら最後のカッシーの告白にゴロゴロ転がってしまったよ！
読了日：6月30日 著者：村上 凛魔女は世界に嫌われる (ガガガ文庫)の感想
前作と同じ童話的な雰囲気が良かったです。ストーリーはまだ始まったばかりですが無事に続いてほしいです。
読了日：6月30日 著者：小木 君人
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